宮城県古武道協会について


宮城県古武道協会は平成十年七月に設立され、現在は二代目理事長として遠山国男が
その任にあたっております。その主旨は宮城県の誇るべき歴史的、民族的な無形文化財である
古武道の保存振興を目的としています。活動としましては、各流派の交流、演武会での技術の公開や
保存、振興や学術的研究、伝承者の養成、生涯教育への参加などを掲げて活動しております。
現在の日本の社会は経済が発展し、国民の物質的生活は大変豊かになりましたが、反面伝統や美風を
尊重する社会的風潮は失われ、未来を担う青少年の育成が叫ばれている中に起きまして古武道の技の修練を
通じて己の人格を磨き、和の精神の奮揚こそ教育に寄与する所が多大なものであると確信しております。
ここに古武道の統括機関を設置し、宮城県民の皆様の御理解の下に関連諸機関、諸団体の援助と連繋を
得て、所期の目的達成に一丸となって邁進せんとするものであります。